30周年記念事業
兵海研が発足して30周年を迎えました。
8月6日(土)に「30周年記念事業」を行い、 多くの方に
お集まりいただき、盛大な会を 催すことができました。
生野先生をはじめ、歴代の会長様にも多数参加して
いただきました。
祝兵海研30周年 ~初めの第一歩、そして30年~
第6代会長 生野 康一
昭和53年(1978年) カラチ日本人学校へ赴任した生野康一は、その赴任期間中、同僚の教師に各県教委や地教委からいろいろな情報が届くのに驚いた。情報の少ないパキスタンにあっては、それがたとえ研修の報告を出せという指示であっても嬉しく思い、また、自分は忘れられていないという思いで励みになることがわかった。
その頃、各県には帰国教師の会が結成されていることを知った。兵庫県からの派遣者は少なく、そのため”勝手に行ったんだ”ぐらいの認識しかなかったのではないかと思った。帰国したら「帰国教師の会」を結成し、自分の後に続く人たちに寂しい思いをさせない連絡を取ろうと思った。
海外子女教育振興財団の水野常務がカラチを訪問されたのは、ちょうどそのような想いに駆られている頃であった。常務の忙しい日程の中で我々派遣教師と話のできる時間がほんの少しだが持てた時に、帰国してからの会づくりについてのお話を伺った。兵庫の場合、派遣教師そのものが少ないだろうが、その中に海外子女教育に大変熱心な先生がおられるからその方に相談したらいいのではないかと助言をいただいた。
翌年、午前中の日程を終えた常務を同僚と共にインダス川にご案内した。インダス川の畔で、禁酒国パキスタンでつくられた『マリービール』を飲みながら、「兵庫の会をつくるためにとにかく頑張ってみます」とお約束した。先生からは、息長く頑張るようにと励ましていただいた。
カラチでの想い、そして水野常務との出会い、3年間の赴任地での生活等々が混ざり合って、兵庫の会の初めの一歩が始まろうとしていた。兵庫県海外子女教育研究会の始まりは、”小さな小さな”、でも”熱い熱い”思いからであり、そして素晴らしい方々と出会う喜びの始まりでした。
兵海研の第1回の会合が、1982年5月5日午後2時から六甲荘で開かれ歴史の歯車が回り始めました。
おめでとう 兵海研! 頑張ろう 兵海研!
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