会長よりごあいさつ

会長よりご挨拶させていただきます

             兵庫県海外子女教育・国際理解教育研究会
                    会長 田中 秀滋
                   (神戸市立桜の宮小学校長)


 日頃より兵庫県海外子女教育・国際理解教育研究会(兵海研)の諸活動・事業に対してご理解・ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。私たち兵海研は、在外教育施設への派遣経験をもとに、国際理解教育・帰国子女教育・多文化共生教育などの取り組みを推進しています。

「兵庫から良い先生を送り出そう!」を合言葉に、在外教育施設からの帰国教員による帰国報告会や多文化共生・国際教育セミナー(派遣希望者研修会)、派遣教員への支援活動、情報交換会などの諸事業に取り組んでいます。

 帰国教員の皆様、海外でのご勤務、本当にお疲れ様でした。アフターコロナとはいえ、国際政治や経済が不安定な中での海外勤務は、苦労や困難が多々あったことと思います。学校経営上の課題をはじめ、教育活動上の課題、児童・生徒の多様化に関わる課題、そして、テロや自然災害・治安問題・衛生問題など、安全に関わる課題など、国内では考えられない問題にも対応されたことでしょう。派遣教員の皆様が責務を全うされ、無事に元気に帰国されましたこと、心より嬉しく思っています。

 また、帰国後の日本での学校現場やそれぞれの職種において、日々
奮闘されていることでしょう。「海外での勤務は遠い過去のことのよう…」と、感じておられているかもしれません。「海外での貴重な経験を帰国後どのように生かしていくか」というのは、とても難しい問題です。帰国後すぐに、今の学校やクラス・地域で生かすことができる…というほど簡単なものではありません。しかしながら、教育界だけではなく、社会全体も先生方の経験を求める方向に確実に進んでいます。グローバルな時代の中、多様な文化・価値観を尊重する態度や外国語・異文化への柔軟な対応力、国際的な人権感覚、自分の考えをもち、積極的に交流を図るコミュニケーション能力など、先生方が海外で身に付けられた資質・能力は、日本人全体、とりわけ未来に生きる子供たちにとって、大変重要なものです。

 すでにご存知のように、文部科学省や県教委・各市教委からは、全海研・兵海研に対して「派遣経験を国際理解教育や帰国子女教育、多文化共生教育の分野で生かしてほしい。」という言葉をいただいています。多くの方々の期待に応えるべく、是非日々の教育をはじめ、様々な場面で創意工夫をしながら、海外での経験を大いにご活用いただきたいと思っています。

 最後に、本研修会を実施するにあたり、兵庫県教育委員会をはじめ、・神戸市教育委員会・JICA関西・兵庫OV教員研究会・青年海外協力隊兵庫県OB会など、多くの方々のご支援・ご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 今後共、兵海研の諸事業にご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします